益城町テクノ団地 みんなの家で桜祭りを行いました Sakura Festval at Mashikimachi Techno Home-for-All was held with Carl Zeiss in Kumamoto

くまモンと一緒に熊本城ポーズ!!A Kumamoto Castle pose with Kumamoto mascot Kumamon!

くまモンと一緒に熊本城ポーズ!!
A Kumamoto Castle pose with Kumamoto mascot Kumamon!

4月1日(土)に熊本県益城町テクノ団地 本格型みんなの家にて、桜祭りを行いました。
カールツァイス社の寄付で県内9市町村35仮設団地に植樹された計70本の桜のうち、植樹式を行ったみんなの家に戻って仮設住宅の住民の方々と桜の開花をお祝いをしました。

On Saturday 1st April we held a Sakura Festival at the Mashikimachi Techno HOME-FOR-ALL in Kumamoto Prefecture.
In 2016, in order to bring some colour and a sense of hope to the residents, Carl Zeiss Company donated seventy cherry blossom trees to the temporary housing complex. The festival was a celebration of this donation for all of the residents and for representatives from Carl Zeiss Company.

出席者の皆様:(右から)カールツァイス株式会社 代表取締役社長 シュテファン・サクレ様 / カールツァイス株式会社 最高財務責任者 ベンジャミン・デュブイッシュ様 / クライン ダイサム アーキテクツ アストリッド・クライン様 / クライン ダイサム アーキテクツ マーク・ダイサム様 / 岡野建築設計事務所 岡野道子様 / GA 山﨑誠子様 / 熊本県土木部建築住宅局 建築課 課長 上妻様Attendees (L-R): Kozuma Manager (Kumamoto Prefec…

出席者の皆様:(右から)カールツァイス株式会社 代表取締役社長 シュテファン・サクレ様 / カールツァイス株式会社 最高財務責任者 ベンジャミン・デュブイッシュ様 / クライン ダイサム アーキテクツ アストリッド・クライン様 / クライン ダイサム アーキテクツ マーク・ダイサム様 / 岡野建築設計事務所 岡野道子様 / GA 山﨑誠子様 / 熊本県土木部建築住宅局 建築課 課長 上妻様
Attendees (L-R): Kozuma Manager (Kumamoto Prefecture Civil Engineering Department Building Housing Department Architectural Section); Masako Yamazaki (GA) Michiko Okano (Okano Building Design); Mark Dytham (Klein Dytham architecture); Astrid Klein (Klein Dytham architecture); Benjamin Dupuich (Carl Zeiss Co.); Stefan Sacre (Carl Zeiss Co.)

セレモニーでは、熊本県のPRキャラクター「くまモン」が駆けつけてくれ、子どもたちと一緒にくまモンダンスを踊りました。
Another special guest was Kumamon, the famous Kumamoto Prefecture mascot! He encouraged everybody at the party to dance...

出席者の方がたもノリノリで踊っていただきました。

出席者の方がたもノリノリで踊っていただきました。

くまモンと戯れるマークさんMark Dytham having a hug with Kumamon

くまモンと戯れるマークさん
Mark Dytham having a hug with Kumamon

一本一本の木にプレートが取り付けられます

一本一本の木にプレートが取り付けられます

セレモニーの後は、150個の桜餅と飲み物の振る舞いが行われました。桜の開花はまだ咲き始めたところで、桜は数輪しかありませんでしたが、住民の方達と桜の木の下にシートを敷いて楽しみました。
花見の最中にはPHOTOHOKU(フォトウホク)というNPO団体が住民の方々にポラロイドで写真を撮影してその場でプレゼントしました。
Although the cherry blossom trees were not quite in full bloom, there was still some blossom and the residents enjoyed a traditional hanami picnic.

PHOTOHOKU共同代表でプロカメラマンのBrian Scott Peterson。昔ながらの大判カメラにお年寄りの方は懐かしんでいただき、子どもたちはマジックカメラと興味津々!Professional photographer Brian Scott Peterson, co-founder of PHOTOHOKU, taking the picture of two residents. The elderly residents were more interested in his…

PHOTOHOKU共同代表でプロカメラマンのBrian Scott Peterson。昔ながらの大判カメラにお年寄りの方は懐かしんでいただき、子どもたちはマジックカメラと興味津々!
Professional photographer Brian Scott Peterson, co-founder of PHOTOHOKU, taking the picture of two residents. The elderly residents were more interested in his old-fashioned, large-format cameras, whilst the younger residents wanted to see the magic camera! 

PHOTOHOKUは、日頃から写真に関わる仕事や活動をしている者が集まり、東日本大震災で被災された方々に「写真」を通じてできる支援はないかと考える中で生まれたプロジェクトです。「写真のある生活」を、新しい住まいや仮設住宅で再び始めてもらいたいという思いで、2011年9月11日に設立以降、被災地を中心にこれまでに10,000枚以上の家族写真をプレゼントしました。今回のイベントでは、花見を楽しんでいる皆さんをインスタントフィルムで撮影し、よき思い出となるようその場で写真をプレゼントしました。http://photohoku.org
Photohoku is a volunteer "photo-giving" project in which we go as photographers to people in need like those living in temporary housing who've been affected by disaster and who've lost all their photos and we make them new one. We use instant film which allows us to give the recipients immediately. It's unexpectedly became a project that took us to Tohoku and around Japan, and actually around the world where we've created 10,000 new family photos for people.
For more information, please visit their site. http://photohoku.org

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花見の後は、みんなの家の中でPechaKucha(ペチャクチャ)イベントを開催。PechaKuchaとは、20枚のスライドが1枚20秒ずつ自動再生され、計6分40秒間の時間制限の中で誰もが好きなことを披露できるプレゼンテーションです。建築家のアストリッド・クラインとマーク・ダイサムによって2003年に東京で発案され、今では世界980以上の都市で行われている世界的プレゼンテーションイベントです。
After the cherry blossom picnic a special PechaKucha Night event was held at the Kumamoto Artpolis HOME-FOR-ALL. PechaKucha is a presentation format with only 20 slides and the presenter speaks for 20 seconds on each of them. The slides move on automatically so every presenter has exactly 6 minutes and 40 seconds to talk.

PechaKuchaが考えるクリエイティビティとは、建築家やアーティストなど特定の肩書きを持つ限られた人のためにあるものではなく、全ての人の身近な日常生活に存在しているものだと考えています。誰もが小さな知恵や工夫で日常を豊かに楽しく暮らしていたり、自分では当たり前な習慣が他の人からすると大きな発見であったりと、日常生活の全てがクリエイティブに満ちています。今回のPechaKuchaでも、著名な建築家から、仮設住宅にすむ一般の方まで幅広いバックグランドの方にプレゼンターとして参加し、ワクワクする話を聞かせてもらいました。
The PechaKucha Night format was devised by Astrid Klein and Mark Dytham in 2003 and is shared and supported by Klein Dytham architecture. There are now PechaKucha Nights in over 980 cities worldwide.

クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)の代表取締役社長でもあり、NPO法人HOME-FOR-ALLの役員でもあるアストリッド・クライン氏KDaの最新プロジェクトのお話しを聞かせていただきました。

クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)の代表取締役社長でもあり、NPO法人HOME-FOR-ALLの役員でもあるアストリッド・クライン氏
KDaの最新プロジェクトのお話しを聞かせていただきました。

非営利団体PHOTOHOKU共同代表の吉川 優子氏東北だけでなく、竜巻被害のあったアメリカ オクラホマ州や台風、地震被害のあったフィリピンなどでも活動した時の被災地の話をしていただきました。熊本もPHOTOMOTOというプロジェクト名を作り、今後も熊本に訪問して写真をプレゼントし続けます!と宣言してくれました。

非営利団体PHOTOHOKU共同代表の吉川 優子氏
東北だけでなく、竜巻被害のあったアメリカ オクラホマ州や台風、地震被害のあったフィリピンなどでも活動した時の被災地の話をしていただきました。熊本もPHOTOMOTOというプロジェクト名を作り、今後も熊本に訪問して写真をプレゼントし続けます!と宣言してくれました。

ペチャクチャナイト熊本のオーガナイザーで、株式会社ワイズ・リーディング 代表の中山 善晴氏ペチャクチャナイト熊本ができた経緯やユニークなプレゼンターの方々についてお話しいただきました。

ペチャクチャナイト熊本のオーガナイザーで、株式会社ワイズ・リーディング 代表の中山 善晴氏
ペチャクチャナイト熊本ができた経緯やユニークなプレゼンターの方々についてお話しいただきました。

ペチャクチャナイト熊本で出会い、ご結婚されたお二人です!おめでとうございます!!

ペチャクチャナイト熊本で出会い、ご結婚されたお二人です!おめでとうございます!!

仮設住宅に住んでいらっしゃる柳井 理美子氏100円ショップの商品をうまく活用して、快適に仮設住宅を過ごす方法を教えていただきました。少しの工夫で収納が増えたり、結露を防いだりして、仮設住宅でも前向きに住んでいらっしゃる柳井さんに大きな拍手が上がりました。

仮設住宅に住んでいらっしゃる柳井 理美子氏
100円ショップの商品をうまく活用して、快適に仮設住宅を過ごす方法を教えていただきました。少しの工夫で収納が増えたり、結露を防いだりして、仮設住宅でも前向きに住んでいらっしゃる柳井さんに大きな拍手が上がりました。

株式会社KKTイノベート 中田 浩毅氏日本南極地域観測隊に参加し、ドローンの空撮を行なっている中田さん。南極の食事や水のない生活など、なかなか聞けない貴重な話を聞くことができました。南極のオーロラの写真は綺麗すぎて歓声が上がりました。

株式会社KKTイノベート 中田 浩毅氏
日本南極地域観測隊に参加し、ドローンの空撮を行なっている中田さん。南極の食事や水のない生活など、なかなか聞けない貴重な話を聞くことができました。南極のオーロラの写真は綺麗すぎて歓声が上がりました。

テクノ団地笑点街 木山接骨院 院長 増永 清人氏ご自身もテクノ団地の1DKに中型犬と暮らしていて、いぬねこの会会長さんです。仮設住宅では犬猫が好きではない方とも一緒に暮らしていくことになるため、お互いが気持ちよく暮らせるようペットのマナー講座を開講したり、ペットの飼い主を繋ぐワークショップを開くなど、ペットを理解してもらおうと努力をされている姿にペットへの愛を感じました。

テクノ団地笑点街 木山接骨院 院長 増永 清人氏
ご自身もテクノ団地の1DKに中型犬と暮らしていて、いぬねこの会会長さんです。仮設住宅では犬猫が好きではない方とも一緒に暮らしていくことになるため、お互いが気持ちよく暮らせるようペットのマナー講座を開講したり、ペットの飼い主を繋ぐワークショップを開くなど、ペットを理解してもらおうと努力をされている姿にペットへの愛を感じました。

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仮設住宅の中の生活はなかなか外からは見えにくいもの。今回実際に仮設住宅に住む方々に話していただくことによって、住民の方々がどんなことを普段感じて過ごしているかが分かってとても貴重でした。
また熊本に戻って皆さんにお会いする日を楽しみにしています!
One of the main forces behind PechaKucha is the idea that creativity is not just for architects, designers and artists – it is for everyone. Everyone is full of creativity in their everyday lives and this creativity should be celebrated and shared throughout communities, with everybody having a voice.

At this event the presenters came from diverse backgrounds, from renowned architects to residents of the temporary housing who wanted to speak about how they have personalised their home.

最後に、桜の寄付をいただいたカールツァイス株式会社、イベントのサポートしていただいた皆様に心より感謝いたします。ありがとうございました!
From all of the HOME-FOR-ALL team, a huge thank you to Carl Zeiss Company for their generous donation and another huge thank you to the residents of Mashikimachi Techno HOME-FOR-ALL in Kumamoto Prefecture for being so welcoming and giving us such a great day!

協力:熊本県 / 伊東豊雄建築設計事務所 / クライン ダイサム アーキテクツ / 岡野道子建築設計事務所 / KASEI実行委員会 / ペチャクチャナイト熊本 / ペチャクチャHQ / PHOTOHOKU